生理時の血液(経血)汚れの洗濯にぴったりなことから、布ナプキン用の洗剤としておすすめしているセスキ炭酸ソーダ。アルカリ性が強く、血液汚れの主な成分であるタンパク質の分解にすぐれているのです。コスパも良く、重曹以上にマルチな洗剤としてメディアでもよく取り上げられていますよね。

このセスキ炭酸ソーダの水溶液をスプレーボトルに入れて持ち歩けるようにしておくと、布ナプキンはもちろん、うっかり下着やベッドのシーツを汚してしまったときの洗濯がグッとラクに♪

作り方も使い方もとっても簡単なので、血がなかなか落ちない……という方はぜひためしてみてはいかがでしょう?市販のランジェリー用洗剤よりもはるかに低コストで作れちゃいます。

セスキ炭酸スプレーの作り方

<材料>

・水 50ml
・セスキ炭酸ソーダ 0.5g(小さじ1/10程度)
・小さめのスプレーボトル

<メモ>スプレーボトルは100円ショップのものを使用。洗剤含めて総コストは約115円!

<作り方>
セスキ炭酸ソーダを水とともにスプレーボトルに入れます。

セスキ炭酸ソーダに水を入れると一瞬白く濁りますが……

10~15秒ほどシャカシャカとシェイク。気持ちいいくらいの水溶けのよさ! セスキ炭酸ソーダが水に溶けて透明になったら完成です。

セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいのも特徴。正味1分あればできてしまうほどの手軽さです。

アロマオイルを数滴加えても。 抗菌・殺菌作用にすぐれた
・ティーツリー
・ユーカリ
・ラベンダー

などは特におすすめですよ。 アロマオイルを加えた場合は、使用する前にもよく振ってくださいね。

今回は、2種類のスプレーボトルに入れてみました。 ポーチの大きさに合わせて異なるサイズのボトルに入れてもいいですね。

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小さなアトマイザーに入れると、香水と見間違えてしまうかも! (左のボトルの容量は10ml、右は30mlです)
注意:セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、アルミニウムを変質させる作用があります。 黒ずんでしまうので、アルミ製のスプレーボトルは避けた方がよいでしょう。

セスキ炭酸スプレーの使い方

使い方もとっても簡単!

お手洗いで布ナプキンを交換する際、使用後の布ナプキン(肌にあたる側)にセスキ炭酸ソーダ水をシュッとひと吹き。経血量によりプッシュ回数を増やしてくださいね。

布ナプキンをきれいにたたんだらポーチに入れて、持ち帰ります。

タンパク質分解作用にすぐれているセスキ炭酸ソーダ。ひと吹きすることによって布ナプキンについた経血の汚れがゆるみ、洗濯時に落としやすくなります。

布ナプキンはもちろん、家の掃除にも大活躍!

セスキ炭酸ソーダ水は、ホームクリーニングにも使えるので、多めに作って自宅用に常備しておいてもいいですよ。重曹と同じように、掃除から洗濯までマルチに使えます。無機物なので、環境にもやさしく安心ですね。 その場合は、水500㏄に対し、小さじ1杯分のセスキ炭酸ソーダを溶かしてください。

セスキ炭酸ソーダと重曹の違い

環境にやさしく、掃除に万能という、非常によく似たふたつ。この違いは何なのでしょう?それぞれの特性を把握して、上手に使い分けましょう。

1.重曹よりもアルカリが強い
酸性かアルカリ性かを測るリトマス試験紙でおなじみのpH(水溶液中の水素イオン濃度のこと)。 このpHが、重曹は8.2で、セスキ炭酸ソーダは9.8です。

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性が強いので重曹よりも汚れ落ちに強いのが特徴。汚れ落ちに強い洗剤なら炭酸ソーダもありますが、セスキ炭酸ソーダよりアルカリ性が強いので肌への刺激が強すぎるというデメリットが。その点、セスキ炭酸ソーダは肌への刺激も控えめ。ナチュラルクリーニングにはぴったりなのです。

2.水に溶けやすい反面、研磨力には劣るので、クレンザーには不向き
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、ガスコンロや電子レンジの油汚れにはぴったりです。そのぶん重曹のように粒子をクレンザーとして使うお掃除には不向き。 また、アルカリが強いぶん肌への刺激は重曹よりは強めです。長時間使うと肌が荒れることもありますので、お掃除などで長時間肌に触れる際はゴム手袋などをするといいでしょう。皮膚がヌルつくときは、水でよく洗い流してくださいね。

まとめ

血液はもちろんのこと、油汚れにも強いセスキ炭酸ソーダ。布ナプキンのお洗濯はもちろん、ホームクリーニングにも気軽に使えるのが嬉しいですね。使いこなせば、暮らし上手にもなれそうです♪

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