生理で『ひとやすみ』のススメ。実は生理は楽しい？

こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

突然ですが、みなさんは「生理になったらこれしよう！」という、生理中の楽しみは持っていますか？今回は、生理期間を無理せず、心地よく過ごすためのヒントをお届けします。

生理中は頑張らない！自分を甘やかすご褒美期間

私にとって、生理中は昼寝をしてもいい期間、食べる物も自由な期間です。昼寝は目を休める目的もあるのですが、生理中は頑張らなくてよし！堂々と怠けるぞ！とご褒美期間にしています。「つい自分を甘やかしても、自分を責めないぞ！」と決めています。

とはいえ、しっかり昼寝してしまうと生理痛が余計に辛くなることも。生理痛が辛い方は軽く仮眠程度に休む方法をオススメします。

普段の過ごし方以外にも、生理中だからこそ楽しめることはいろいろあります。

たとえば、サニタリーショーツ。お気に入りを揃えて楽しむのも気持ちが変わるものです。

ショーツに限らず、布ナプキンを揃えるのもいいですし、市販の生理用品でもお気に入りのパッケージのものを買っておくこともひとつの楽しみ方です。

専用の収納ケースを買ったり、タンスに特別なスペースを作ったりすると、見るたびワクワクしますよね！

どちらかというと、ネガティブに受け止めがちな生理期間ですが、生理だからこそ、の楽しみをいくつか用意しておくことで、受け止め方が変わってくるかと思います。

不思議なもので、この生理に対する受け止め方が変わるだけで、生理時のプチ不調が減る方もいらっしゃいます。つい「生理ってイヤなもの」と思ってしまう方は、なにかとっておきの楽しみを用意してみてくださいね。

助産師でありバースセラピストである、やまがたてるえさんの本に「生理を通信簿だと思う」「毎月新しい自分に生まれ変わるためのもの」というような内容のことが書いてありました。

もしかすると書籍とは少し表現が違うかもしれませんが、読んだ当時「素敵な文章だな」と思ったことが記憶に残っています。

生理痛が辛かったり、PMSが辛かったり。経血がいつもと違ったり。そんな生理中の様々な出来事は、その瞬間になにか原因があるわけではありません。

・冷えを放っておいた

・忙しくてかなり不規則な生活をしていた

・塩分や糖分を摂りすぎた

など生理前の生活の積み重ねの結果が、生理の不快症状としてわかりやすい形で表面にでてきたにすぎません。

つまり、前回の生理から今回の生理までの、自分の生活についての通信簿。

通信簿とはいえ、その都度良い、悪いと考えるのではなく

「ちょっと今回は生理痛があったけど、先月は忙しかったからな～。今月は意識して、のんびりする時間を作ろう」

「今回の生理はいつもより楽だったな～。湯船につかる回数、増やしたからかな」

など、振り返りに活用するといいのではないかと思います。

自分の生活を振り返って、どんどん快適で元気な自分になるため。

毎月新しい自分に生まれ変わるため。

そのために生理があるとしたら、生理が来ることってちょっと楽しみになりませんか？

とは言っても「心身ともに楽しくするなんてちょっとツライ！」という時もありますよね。

そんな時は真正ラベンダーの精油を使ったホットタオルをアイピローにして、リラックスしてみてはいかがでしょうか。

手で触ると熱いくらいのお湯を洗面器にいれ、精油を一滴。その中にタオルをいれて硬く絞ります。目を温めたり、仙骨の辺りを温めてみてくださいね。水で濡らしたタオルを硬く絞り、ラップでくるみ1分程度レンジで加熱してもホットタオルが作れます。そこに精油を一滴垂らしても同じように楽しめます。

精油の原液が直接肌に触れないように、また火傷しないようにくれぐれもご注意ください。

お裁縫が得意な方でしたら、小豆のアイピローを手作りしてホットタオルの代わりに楽しむ方法もオススメです。ドライハープのラベンダーも加えるととてもよい香りが楽しめます。

ネットで型紙などダウンロードできますので、手作りが好きな方は、お好みのデザインの布で作っても素敵ですね。手作りが苦手な方はドラッグストアや雑貨店で市販品が売られていますので、そちらで楽しんでみてくださいね。

〈参考文献〉

「毎月新しい自分に生まれ変わる」助産師、バースセラピストやまがたてるえ/大和書房/ 2017

〈注意事項〉

・真正ラベンダー精油は妊娠初期は使用を控えましょう。