「布ナプキンって、経血がついたものを洗って使うんでしょ?それって衛生的にどうなの?何か感染とかも心配だし…」

生理の時に使用するナプキンが布で出来ている、それが「布ナプキン」。
紙のナプキンと比べて温かそうだし、快適そう。
先輩ユーザーさんの声を聞くと、すごくカラダに良さそうですよね。

紙ナプキンと大きく異なるのが「生理の経血を洗い流して、繰り返し使用する」ということ。

「これって大丈夫なの?血液でしょ?衛生的にどうなの?」

不安も沢山出てきますよね。
不安なまま使うとせっかく心地良い布ナプキンでも心地良くない気分になってしまうと思います。
不安は解消して楽しい布ナプキンライフを送りましょう。

こまめにつけ置きを

紙のナプキンは、トイレで交換してそのまま汚物入れにポイ!!と捨てられるのに対し、布ナプキンはそのまま持ち帰り、お風呂や洗面台などで経血を洗ってから浸け置き、そして綺麗にすすいで干す、そしてまた使う、という流れになります。

紙のナプキンと比べると、経血に触れることも多くなりますので、その点で感染や衛生面で不安になりますよね。

まず、洗面台やお風呂場で洗った後には、そのままにせずその場を水で流したり除菌スプレーをふったりなど、清潔にしておくことが大切です。

そして、つけ置きは長くても1日。夏場など気温が高い時には半日ぐらいに留め、長くつけ置きしないこともポイント。
つけ置きした後、汚れがまだ取れていない時には、お水を替えてもう一度つけ置きをしましょう。

衛生的に保つために、つけ置きの水に他の布ナプキンを追加することは避けましょう。
布ナプキンを追加する場合は、新しい水に変えましょう。
また、たとえ家族でも、浸け置きは一緒にせずに別々の容器で行いましょう。

つけ置き後のニオイが気になる…そんな時には付け置きの水にアロマオイルを1~3滴たらすと良いでしょう。
殺菌作用のあるティーツリーやユーカリ、ラベンダーがオススメです。

布ナプキン専門店ジュランジェのアロマオイル
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酸素系漂白剤の活用

「つけ置きしただけでは不安、汚れも完全に取れていないし...」

そんな時に活躍してくれるのが「酸素系漂白剤」

酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムとも呼ばれ、炭酸ナトリウム(ソーダ)と過酸化水素を混ぜて作られた漂白剤。
主に漂白・洗浄・除菌・消臭などに効果があります。
塩素系の漂白剤に比べて漂白力は劣りますが、生地や柄を傷めることなく使用出来る、布ナプキンの除菌にピッタリの洗剤。

40℃~50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、浸け置き洗いをした後の布ナプキンを30分ぐらい浸けてすすぎましょう。

天日干しで殺菌

「ニオイが気になる…」
「中まできちんと乾いているのか心配」

そんな時には天日干しがオススメ。

直射日光と風を直接受ける天日干しは、洗濯物が早く乾き、雑菌や臭いを防ぐことが出来ます。
また、太陽の紫外線には除菌が出来る効果も。
そして、中までしっかり乾かすことも出来るため、一体型布ナプキンのように厚いものでも生乾きを防ぐことが出来ます。

外に干すのは人目が気になる…そんな時には、
ハンガーの真ん中に布ナプキンを干し、その上からフェイスタオルなどで隠すと良いでしょう。
また、窓辺など、室内でも太陽の光と風を受けられる場所があれば、そこにスペースを作って干すことも出来ますね。

布ナプキンって不衛生ですか?

「生理の経血がついたものを洗って繰り返し使うなんて…」

今まで使い捨てが当たり前だったナプキンを洗って使うと聞いたら、やはりこう思ってしまうのは当然でしょう。

でも、自分から出た血液って汚いのでしょうか?
下着が経血で汚れてしまったら、そのまま捨てているのでしょうか?

生理の経血も自分のカラダから出た血液です。自分の中から出たものって汚いでしょうか?

経血をしっかり確認することで、自分の一ヶ月も振り返られるようになります。

きちんと汚れを落として干せば衛生的に使える布ナプキン。
がっちり布ナプキンにする!!というのではなく、時には使い捨てナプキンに頼りながら、心に負担のかからない使い方をしていくと、だんだん布ナプキンを好きになってくるかも知れませんね。

布ナプキン専門店ジュランジェ
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