こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。
私たち女性は、女性ホルモンの影響を受けながら、様々なライフサイクルを経験していきます。
思春期に月経が始まり、月経が安定する成熟期、そして更年期へと変化していきます。
更年期は生殖期から非生殖期へ移行する期間で、この時期の最も特徴的な現象は閉経です。
「まだ更年期ではないけれど、少し今までとは体調や気分が変わったかな?」
「少し生理の量も減ってきたみたい」
今回はそんな時期の過ごし方と、オススメのアロマについてお届けいたします。
更年期って? 気になる心身の変化、そしてケアとは
30代後半~40代前半頃の年齢ですと、育児や家事に忙しい方、両親の介護が始まる方もいらっしゃるかもしれませんね。
「子供を産むのか産まないのか」や「仕事での転機」について考える、そんなありとあらゆることが起こってくる時期。さまざまな責任や判断を求められる時期で、プレッシャーを感じる機会が多いこともあるでしょう。
肉体的にも、年齢を感じるようになり、ホルモンバランスが崩れることで精神的にも少し情緒不安定になりやすい時期でもあります。
この時期は、10代、20代の頃と比べると「少しワクワクするような気持ちが減ってしまった」「自分を責めてしまうことが増えた」と感じている方も多いかと思います。
また、疲労などから身体を動かすことが億劫に感じがちですが、そんなときはゆっくりとした動きで、深呼吸もできるヨガや、太極拳、またはストレッチやお散歩など可能な範囲で体を動かすこともオススメです。
体だけではなく、心も軽くなりますよ。
運動のお供に、アロマの香りを漂わせても素敵ですし、運動できないときも、アロマの香りで深呼吸するだけでもずいぶん楽になると思います。
更年期や生理が乱れがちなときにおすすめのアロマ
更年期など女性が揺らぎがちな時期にオススメの精油を二つご紹介いたします。
幸福感をもたらすオイル『クラリセージ』
クラリセージは、精神的にも肉体的にもリラックスする助けになる香りです。ホルモンバランスを整えることにも役立ちますので、まだ閉経を気にする年代ではないのだけど、生理が乱れているな、生理の量が少ないかな、という方に役立つ精油です。使い方に注意することも多い精油ですが※、PMS、更年期、と女性の悩みに常に寄り添ってくれる精油です。
※記事最後の「使用上の注意」をご参照ください。
若返りのオイル『フランキンセンス』
フランキンセンスは乳香という別名を持っています。
古代エジプトで神に捧げる香りとして使われた歴史があり、また聖書にも出てくる香りです。聖書の中で東方の三賢人が黄金とミルラとフランキンセンスを幼いキリストに捧げ、キリストはフランキンセンスを選んだ……と言われています。
寺院の中にいるような、馴染みのあるような、どこかエキゾチックなような……心をやさしく慰めてくれる香りです。
フランキンセンスは、喉の調子が悪い時にもよく使うのですが「若返りのオイル」の異名があるように、スキンケアとして使うことの多い精油です。
乳香のハンドクリーム、などお店で見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
アロマで無理なくパワーチャージ。
どちらの精油も芳香浴やお風呂、スキンケアと様々に使える精油です。
上手に活用して、まだまだフルパワーで頑張るこの時期。
無理なく、パワーをチャージしていきましょうね。
精油を体につけたい時は、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルで希釈してお使いください。その時はキャリアオイル5mlに対して精油1滴の量を目安にしてくださいね。
使用上の注意
クラリセージは妊娠中・頻発月経・月経過多の方は使用をお控えください。
高濃度での使用は控えましょう。
集中したいときの使用はお控えください。
エストロゲンが原因で、症状が悪化する疾患をお持ちの方は使用をお控えください。
使用時にアルコールを摂取すると吐き気に襲われることがあります。
女性のお悩みに
デリケートゾーン用アロマブレンドオイル【デリケートドロップ】高品質オーガニック100% 精油 5ml
ピンクのボトルの「アミュレット」にはクラリセージをブレンド。PMSやイライラ予防にもおすすめです。