こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

「更年期」という言葉を聞くと、「生理が終わる頃のことだし、まだ関係ないかな」と思う方もいるかもしれません。

日本女性の平均閉経年齢は50歳と言われていますので、50歳前後の方が更年期の真っただ中にいるということになります。

30代からでも始めたい!深呼吸でメンテナンス

深呼吸する女性

しかし、多くの方は30代後半頃から少しずつ体の変化を感じ始めます。

「生理のリズムが変わったかな?」「量が変わったかな?」あるいは、生理以外のことでも、疲れが抜けにくくなったなどの体力的な変化お肌の変化感情の変化、さまざまな変化を感じていく時期です。

更年期を軽やかに乗り切るためにも、今から少しずつ生活のリズムや習慣を切り替えて準備していきたいところです。

とはいえ、徐々にペースダウンしたくても、実際には仕事に家庭に忙しい時期。なかなか難しいですよね。

いざ更年期を迎えるときに、体力も気力も使い果たしてヘトヘト、なんていうことのないように、少しでも症状が軽くなるように。自分なりのオフの仕方、メンテナンスタイムを用意して上手に自分を休ませてあげましょう。

一番手軽でオススメの方法は深呼吸です。おへその下を意識してゆっくり吸って、吐いて。

落ち込んでいる時、イライラしている時。体は縮こまったり、硬くなったりしています。

そんな時、自分の呼吸を意識してみてください。きっと普段よりも浅い呼吸になっていることに気がつくはず。

おへその下の部分を意識しながら、しっかり吸って、しっかり吐く。ただでさえ、今はパソコン作業などで肩が内に入り込み、胸が縮こまりがち。ゆっくりと胸を開いて深呼吸、してみてくださいね。

精油の王・ジャスミン

ジャスミンの花

今回はちょっと贅沢な、ご褒美リラックスタイムにオススメの精油。「ジャスミン」をご紹介いたします。

ジャスミンはローズやネロリなどと並び、高価な精油のひとつです。

ローズは精油の女王、ネロリは精油の貴婦人、そしてジャスミンは精油の王、と表現される精油です。その呼び名に相応しく、たった一滴で空間をパッと華やかに変え、幸福感で包んでくれます。

ジャスミンは、アラビア語の「ヤスミン」に由来していると言われています。

熱い地域に育つ植物で、その花は夜に咲き、強い香りを放ちます。ジャスミンの花は力強い香りからは想像できないような小さくて白い、繊細な花。夜、光のない世界でも虫にその存在を知ってもらえるように、暗闇でも目立つ白い色の花をつけ、見えなくても気が付くような強い香りを備えています。同じように、夜に花を咲かせる植物は白い花で香りが強いものが多いのだそうです。自然の仕組みってすごいですね!

ジャスミンで幸せ力も、引き寄せ力も手に入る?

出会い

ジャスミンは、悲観的な気持ちになってしまう時、不安や恐れが心から離れない時にサポートして、楽しい気持ちに導いてくれる精油です。オキシトシンやセロトニンといった幸福ホルモンを呼び覚ますことに役立つと言われています。ただ、集中したいときには不向きですので、お仕事の時は夕方や夜にお使いくださいね。

また、恋を引き寄せる、出会いを引き寄せる、とも言われるジャスミン。男女ともに、ロマンティックな夜に役立つ精油でもあります。女性としての喜びを大切にすること、女性性を高めることも更年期には大切であると言われています。ジャスミンの華やかでラグジュアリーな香りで自分が自分であることを楽しんでください。

リラックスタイムにはハーブティーもオススメです。不安感がある時や、リラックスしたいときにあったかいハーブティーでくつろいでくださいね。

高価な精油ではありますが、香りが強く、持続性もありますので1滴でしっかりと楽しめます。うっとりするようなよい香りなので、ぜひ一度嗅いでみてくださいね。

〈注意事項〉

妊娠中は使用を控えましょう。

集中したいときは使用を控えましょう。

エストロゲンが原因で症状が悪化する疾患をお持ちの方は使用を控えましょう。