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ブルーデーを快適にする天然素材アイテムをお届けします

ブルーデーを快適にする天然素材アイテムをお届けします

こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

アロマが女性の悩みに役立つ、とこれまでご紹介してきました。

ですが、どうしてアロマ、つまり香りが私たちの役に立つのでしょう?いい匂いだな、と感じるから?それだけでしょうか?

今回は「香り」が私たちの体や心にどう働きかけているのかについて、お伝えしていきたいと思います。

「精油の香りを嗅ぐ」とき、カラダのなかでは何が起こるの?

「アロマセラピー」と聞いて一番に思い浮かべることはなんでしょうか?

オイルを使ったトリートメントを思い浮かべる方が多いかもしれません。トリートメントはお肌から精油が取り入れられる方法で、それも経路のひとつです。

では、芳香浴の場合、精油はどのようにして私たちに影響を与えるのでしょう?

私たちは鼻で呼吸するだけで匂いを感じますし、いい匂いだな、嫌いな匂いだなと簡単に判断できます。

五感のひとつで、匂いを嗅ぐこと、匂いを感じることを「嗅覚」と呼びますよね。嗅覚は鼻で感じると思いがちですが、実際に感じて判断しているのは、実は「脳」。鼻で受け取った情報は脳に届き、情報を受け取った脳は、危険があるのか、必要なものなのかなど判断します。

匂いの場合、例えば腐っているのか否かを判断したいとき、私たちは匂いを嗅ぎますよね。野生の動物の場合、匂いはとても重要な情報で、近くに敵がいるか、近くにメスがいるのかオスがいるのかまでを判断します。

味覚、聴覚、触覚、視覚、嗅覚を合わせて五感と呼びます。

女性ホルモンの分泌に関わる『脳』

香りを嗅ぐ

匂いを嗅ぎたいとき、私たちは鼻から息を吸います。このとき、空気と一緒に空気中にある匂いの分子も一緒に吸い込みます。その匂いの分子は鼻の中の嗅覚に関係する部分から脳へと送られます

このとき、脳に送られるのは情報だけ。匂いの分子そのものが脳へ行くわけではありません。匂いの分子は嗅細胞というところで電気信号に変わり、その信号が脳へ届けられます。

嗅覚を通って精油が私たちに働きかけてくるとき、精油の成分そのものが脳に届くわけではありません。匂いの分子の種類によって脳に様々な刺激が届けられます

そして、その脳は女性ホルモンの分泌に関わる場所でもあります。脳の視床下部、下垂体といった部分がホルモンの分泌に大きく関わっています。これらの場所は嗅覚による刺激が作用する部位。匂いを嗅ぐと、匂いの種類に応じた働きかけが脳に届けられる。このような仕組みがあるため、女性特有の悩みに対して精油が力になれるのですね。

オイルトリートメントの場合は、お肌と嗅覚、両方から精油を感じていることになります。

もちろん、こんな仕組みを意識せずとも、ちょっと鼻から息を吸えば、一秒もかからずに脳に電気信号が届きます。アロマセラピーにおいて、私たちが行うことは、難しいことは考えずにいい匂いだなあ、と香りを味わうだけ。セルフケアとして、自分を機嫌よくさせてあげるため、どんどん日常に香りを取り入れてみてください。

アロマセラピストおすすめ!小さな『アロマ仕込み』

アロマグッズづくりひと手間

とはいえ…いざアロマセラピーをしようとすると、ちょっとした手間も面倒に感じてしまう時もあるかと思います。精油を使いたいときって、疲れているときだったりしますしね(笑)

面倒さを省くために、私は時間のある時や元気な時にさまざまなアロマアイテムを作って、家のあちこちに仕込んでいます。

・エプロンのポケットに小さなアロマスプレーを入れておく

・バスソルトを作っておく

・小さな精油の瓶を使う頻度の高い場所にあらかじめ置いておいておく

など、ひと手間をかけておくと、「ご飯作るの、間に合わない~!」など日常の小さなイライラやストレスをなんとかしたいときにも便利です(笑)

ちょっと時間のあるとき、あちこちに自分をレスキューするためのアイテムを配置してみてくださいね。

参考文献/『〈香り〉はなぜ脳に効くのかアロマセラピーと先端医療』塩田清二 NHK出版新書385 2012

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