こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。
イライラする、落ち込みがちになる、むくみに悩む、食欲がいつもとは違う……。
こんな状態になると、あれ?そろそろ生理が来る時期なのかな?と思い出します。忙しくて生理が来る時期を忘れてしまっている時は、ちょっぴりありがたい合図。
ですが、イライラがひどくて周りの人たちにあたってしまう、不機嫌になってしまって、自己嫌悪に陥ってしまう……など、程度によってはちょっとツライな、と思う時もありますよね。
PMS(月経前症候群)とは?
月経周辺時期に起こる変化のうち、日常生活に支障があるものを〈月経随伴症状〉と呼んでいます。
その中でも、先ほど書いたような、生理前に起こる不快な症状を〈月経前症候群〉premenstrual syndromeと言います。頭文字を取ってPMS。この呼び方はよく耳にするのではないかと思います。
PMSが、わが国で初めて紹介されたのは昭和28年。最近はメディアで紹介されることも増えましたが、まだまだ紹介されてからの歴史は浅い存在なんですね。
さて、このPMS。日本産婦人科学会によると「月経開始の3~10日くらい前からはじまる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの」とされています。
ちょっとイライラしやすい。
ちょっと落ち込みやすい。
そんな生活できないほどではないけれど……でもつらいんです。
そんな時期。そんな日が月に10日もあると思うと少しゆううつですよね。
生理前のちょっとゆううつな時期。少しでも快適に過ごすために、私たちが生活の中で手軽に取り入れられるアロマセラピーをご紹介いたします。
PMSにおすすめのアロマオイル
「さあ、はじめよう!」の前に、ちょっとその時期のことを考えてみてください。
なにがツライと感じますか?いつもよりむくむこと?イライラすること?落ち込むこと?
なんとなくツライ……という方もいらっしゃるとは思いますが、「一番ツライことは何かな?」と少し振り返ってみてください。
人によりさまざまなモヤモヤがある、生理の周辺時期。
自分をよく観察して、みてあげる、知ってあげることもとても大切なことです。
イライラしてしまう、落ち込みやすくなることがツライ時は
・ベルガモット
・ローマン・カモミール
・ローズ など
ゆっくりと深い呼吸で香りを嗅いでみてください。トゲトゲした気持ちを慰め、落ち込んだ気持ちに光を見せてくれるはず。
からだのむくみがツライ時は
・ゼラニウム
・ジュニパーベリー など
これらの精油を希釈したトリートメントオイルでのセルフトリートメントがおすすめめです。
むくむから……と、水分を我慢してしまう方もいらっしゃいますが、水分は適度に摂取して、お塩を減らしたり、レモン水やパセリなどをお食事に取り入れてみてくださいね。
生理前のライフスタイルを見直してみよう
私はコーヒーが大好きなのですが、生理前の情緒の不安定にはカフェインや糖分は控えたほうがよい、とされています。
普段コーヒーはブラックで飲みますが、コーヒーを飲むとなると、甘いものも少しは食べたくなるもの。全く飲まない、となると余計にストレスとなってしまいそうなので、私はコーヒーを飲むことは良し!としています(笑)
その代わり、自分の体調と相談して、量を少なくしたり、アメリカンで飲んでみたり、ほかの食事で精製糖を減らしたり、と工夫はしています。
生理前の不調には、睡眠、栄養、適度な運動、といったライフスタイルの見直しはとても大切です。ですが、ストイックにするあまり、余計にイライラしたり、ストレスを増やしてしまっては元も子もありません。
「自分が楽しく、健康的に暮らすとしたら何は辞めることができるだろう?」
「何を新しく取り入れよう?手放せないことはなんだろう?」
そんなことを楽しく、試行錯誤しながら見つけていけると素敵なのではないかな、と思います。
ぜひ、アロマセラピーも活用してみてくださいね。
*精油には禁忌事項があるものもあります。禁忌事項に当てはまる症状がある方は、その精油を使うことは控えましょう。
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PMSにはピンクのボトルの「アミュレット」がおすすめです。ゼラニウムやローマンカモミールをブレンドしています。女性ファッション誌『25ans』や『Spring』でも紹介されました。