【生理不順に！】ゼラニウムはストレス社会を生きる女性の味方！お守りアロマとしても。

こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

今回は、生理のお悩みのひとつ・生理不順にオススメの精油をご紹介いたします。

どのくらい生理が来ないと『不順』なの？

生理が不順で、いつくるかわからない……。という方はいらっしゃいますか？

初経のあとなど、まだリズムが整っていないうちは不順であることも多いものですが、多くの場合は、徐々にリズムが整い、定期的に生理が来るようになっていきます。

生理のリズム、月経周期日数（生理が始まってから次の生理が来る前日までの日数）は、25～38日の間で、その変動は6日以内が正常の目安とされています。生理の期間は3～7日が目安となっています。

毎月来ることが当たり前の生理ですが、かつて原始社会では女性の生涯で50回くらいだったと言われています。現代女性は生涯で400～450回と言われていますので、随分と変化をしてきたのですね。

こんなにもたくさん来る生理。

時には、ストレスや極度の疲労などで生理が大幅にずれたり、ひと月来なかったり、なんてことも珍しくはありません。

しかし、

・毎回いつ来るかわからない

・何か月も来ないことが当たり前

という時は一度お医者さんに相談してみてくださいね。

今回ご紹介する精油はゼラニウム。「生理はたいてい定期的に来るけれど、たまにストレスがたまったりすると、ずれてしまう」などちょっとした不調が起こりがちな時にオススメです。

ローズと同じ芳香成分を持つ精油です。花の精油ならではの華やかさもありますが、ローズに比べると軽やかでハーブを感じるような香りです。以前ご紹介したクラリセージと並んで、女性の悩みに役立つ精油といえば必ず名前の挙がる精油のひとつです。

ゼラニウムの歴史は古く、初めて文献に現れるのは古代ローマの「薬物誌」という書物のなかです。ギリシャ語で鶴、を意味する『geranos』に由来する『geranion』として登場します。実が、長いくちばしのような形であることからこのような名前になったそうです。

ゼラニウムは園芸でも人気のある植物ですので、ご自宅で育てている方も多いかもしれません。実がなったら形をぜひよく見てみてくださいね。

この精油のキーワードは『バランス』です。

スキンケアにおいても、メンタル面においても、もちろんホルモンバランス、という点でもバランスを整えたい時に活躍します。

また、生理不順の時だけではなく、更年期、PMSにもオススメですし、むくみで悩んでいるときにもよく選ぶ精油です。

クラリセージと同様に女性のライフサイクルをサポートしてくれる香りですが、『ストレス』が関係しているようなときには特にゼラニウムがオススメです。

今日は疲れたなあ～、という時はゼラニウムを三滴。

・ドライフラワーにしたバラに垂らして芳香浴

または

・スプーン一杯の天然塩と混ぜてバスソルトにしてお風呂

という楽しみ方はいかがでしょうか。

バスソルトにスプーン一杯のバラのハーブティを混ぜても素敵ですね。嗅覚と視覚の両方から自分にご褒美をあげましょう。忙しい毎日の束の間、うっとりした時間をお過ごしください。

ハーブを加えるときは、浴槽内にハーブが散らばってしまいますので、だしパックやお茶パックにハーブ入りバスソルトを入れてお楽しみください。

私たちの体には、「下垂体」と「副腎」という、ストレス信号に反応して体の環境を整えるホルモンを分泌する大切な器官があります。

ゼラニウムは、この副腎に対してアプローチできる、とされています。副腎がバランスを取ろうとしていることをサポートしてあげるようなイメージです。

私たちがストレスを感じたとき、脳の視床下部室傍核という場所が司令塔となってストレスに負けないように反応してくれます。

そして、この司令塔からの信号が下垂体、副腎系へと伝導されていきます。この一連の反応は短期的には良いのですが、強いストレスや、長期的にストレスにさらされるような場合は体に悪い影響を与えるようになってしまいます。

日頃からストレスをため込まないよう、意識的に適度にリフレッシュする心がけも必要ですね。

生理不順はもちろん、ストレスを感じることが多い、ストレスによる不調を感じている。

そんな時はぜひ、ゼラニウムを使ってみてくださいね。きっとあなたをサポートしてくれるはずですよ。

注意事項

・妊娠中は使用を控えましょう。

・敏感肌を刺激することがあります。

ピンクのボトルの「アミュレット」にはゼラニウムをブレンド。PMSやイライラ予防にもおすすめです