こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

今日は「むくみ」についてお届けいたします。

普段の生活でも、ずっと立ちっぱなしだった、飲み会だった、など生活の中の様々な要因で起こるむくみ。

特に、生理前になると普段はあまりむくみに悩むことのない方も、むくみを感じることがあるのではないでしょうか。足などは特に、重だるい、靴がきつい、などわかりやすい症状として感じることがありますよね。

生理の前などは、ホルモンの関係で体が水を貯めこもうとしてしいることが原因となり、いつもよりもむくみやすい状態となっています。

足がむくんでつらい時、明日の自分のためにサッと夜にひと手間。アロマでセルフケアをしておきましょう。

樹木の香り「サイプレス」でむくみをケア!

サイプレス

今までにご紹介した精油ですと、柑橘系のグレープフルーツ、花の香りのゼラニウムなどがむくみの解消に役立ちます。今回はもうひとつ、樹木の香り「サイプレス」をご紹介しますね。

サイプレスはヒノキ科の植物です。

森の空気に多く含まれる成分を持っており、清々しい森の香りがします。お風呂や芳香浴で楽しむときは、お家にいながら森林浴をしているような気分を味わえます。ヨーロッパにおいては風邪やインフルエンザの予防にも活用されています。

ホルモンバランスを調整したいときにも役立つ精油ですので、生理前のむくみ対策にピッタリなのですよ♪

おすすめはお休み前のフットケア。5分だけでも翌朝が変わりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

トリートメント用オイルのレシピ

トリートメントオイル

今回はマッサージ用のレシピを紹介しましょう。

精油を使ったトリートメント用のオイルは、植物オイル(キャリアオイル)5mlに精油を1滴の割合で混ぜて作ります。

毎回作るのが面倒に感じるときや、何種類かの香りを混ぜて使いたいときは、一度に20~30mlくらいの量で作ってみてくださいね。

植物オイルは、スイートアーモンドホホバオイルが使いやすいと思います。作ったオイルは遮光瓶に入れて涼しい場所に保管してください。

お風呂あがりに5分!フットマッサージ

ふくらはぎをマッサージ

  1. お風呂あがりに、トリートメントオイルを両足になじませ、足の裏を気持ちがいい強さでもみほぐします。この時、手をグーの形にして、ぐりぐりと押し付けるようにもんでも気持ちがいいですよ。
  2. その後は、くるぶしの周りや、ひざのお皿の周りを骨に沿うようになでます。最後は足首からひざに向けてなであげるように両手でマッサージ。もし時間があったら、ひざではなく、太もも、足の付け根までグーっと流してあげてください。

時間がない時は、お風呂の中で足の裏をほぐしたり、湯上りに足首を動かしてみたりするだけでも足が軽くなりますよ。

この5分のひと手間が、夜の休息、明日の朝の元気に役立ちます。

私も、時々疲れている時などは、一刻も早く寝たい!と思うのですが、そのまま寝ても朝に疲れが取れていなくて、だるかったりするんですよね。

最近は疲れている時ほど、ひと手間を自分にかけてあげるようにしています。ひと手間と言ってもお風呂で香りを嗅ぐだけとか、ストレッチを1分だけ、なんていう日もありますけれど(笑)

明日の自分のために。寝る前の5分のセルフケア、オススメです。

プチ知識|そもそもむくみって何?

むくみって何

「むくみ」と言われると、「なんとなく体に余計な水が溜まっているのかなあ」というイメージがあるのではないかと思います。

体の中には、血管の中から水を押し出す圧力と、水を血管の中に吸い込む力とが存在しています。体の中に張り巡らされた毛細血管では、動脈寄りでは水が押し出され、静脈よりでは再吸収される、という循環が行われています。この時、血管の外に出た水の一部は、リンパ管に流入し、リンパとなります。

この循環がうまくいかなくなった時、正常以上に水が溜まってしまったときを「むくみ」「浮腫」と呼ぶのです。

むくみは心臓や腎臓の病気などが原因でも起こりますが、私たちが普段感じているむくみは、塩分の摂りすぎ、水を十分に摂っていなかった、ずっと立ちっぱなしだった、などが原因の一時的なもの。

生理の前なども同様、ホルモンの関係によるものなのです。

日頃のちょっとしたケアや心がけでむくみづらい体にしたいですね。

〈注意事項〉

妊娠中は使用を控えましょう。

敏感肌の方や、アレルギー体質の方は、アレルギーテストを行ってから使用しましょう。

エストロゲンが原因で症状が悪化する疾患がある方は使用を控えましょう。