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ブルーデーを快適にする天然素材アイテムをお届けします

ブルーデーを快適にする天然素材アイテムをお届けします

こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。

ここ最近はすっかり冷え、私が暮らす東北はすっかり冬の気候になってきました。冷え性でお悩みの方には特に辛い時期かと思います。

生理痛予防に「お腹を冷やさないように」とはよく言ったもので、身体の冷えは不調の原因にもなります。生理痛でお悩みの方は、痛い時だけではなく、普段から冷え対策に気を配っていきましょう。生理は毎月やってくるもの。少しでも楽になるように、日々の生活のなかで小さな改善を積み重ねていきましょうね。

さて、以前、体を温める方法として、手浴をご紹介いたしました。手浴もいいのですが、お湯などは使わず香りを嗅ぐことで冷え対策に役立つ香りもあるのですよ。

今回はそのお話をしていこうと思います。

冷える地域の人はグレープフルーツを求めている?

雪国の女性イメージ

冷え対策に役立つと言われている香りはグレープフルーツです。

この香りは肥満対策に役立つイメージのほうが強いかもしれませんね。

冷え対策や肥満対策に役立つと言われる理由は、交感神経に働きかける香りだからです。

日本アロマセラピー学会の塩田清二先生の本によりますと、グレープフルーツの消費量が最も多い県は新潟県。最も少ない県は宮崎県です。(総務省統計局家計調査 平成20年から22年)東北は6県全て上位10位の中に入っているそうです。

グレープフルーツの香りは、交感神経を優位にして脂肪を燃焼させ体の内部から体温を上昇させる。寒い地方に住む人は知らず知らずにグレープフルーツのその働きを求めているのではないだろうか、と述べられています。

アロマ(精油)としての「グレープフルーツ」

グレープフルーツ

グレープフルーツはミカン科の香りです。学名はCitrus paradisi(キトルス パラディシ)。

「パラディシ」は楽園を意味すると言われ、楽園の香り、などと表現されることも多いです。その名のとおり、ハッピーな気分になりたい時、明るい気持ちになりたい時にオススメです。

そのため、生理痛のための冷え対策としてだけではなく、生理中のちょっと落ち込むような気分のケアにも活用できます。

ちなみに、グレープフルーツの香りが食欲を抑えると言われているのですが、これは「幸せで胸がいっぱいで食べられません。」と思う時と同じような状態に脳がなっているのだそうです。

幸福感を感じている時に分泌される脳内物質の働きかけによるものですが、なんだか素敵な状態ですよね。香りを嗅いだあと「は~、幸せで胸がいっぱいだ~!」と言ってみたら、甘いお菓子も一つくらい食べないで済む……かもしれません(笑)

今すぐできる!お手軽アロマセラピー

松ぼっくり

さて、このグレープフルーツの香り。朝の芳香浴にいかがでしょうか?

秋冬の季節でしたら、松ぼっくりなどを拾ってきて精油を垂らしてみてもいいですし、気に入った形の枯れ枝を使っても素敵な香りのオブジェになります。松ぼっくりや枝が手に入らない時はスーパーで売られている天然塩や岩塩などに垂らして楽しんでも素敵ですよ。

私は普段はルームスプレーを作っておいて、朝にキッチンにシュッとするのですが、気に入った石や松ぼっくりがある時は、お皿にそれらを置いてそこに精油を垂らして飾っています。オブジェにするときは、精油が垂れないで、しみこむようなものを選んで下さいね。

できることから冷え対策を

腹巻

生理痛の冷え対策。もちろん、なるべく温かい飲み物を摂るようにする、温かい服装をする体を動かす、といったことも大切です。いまは可愛い腹巻や薄手の腹巻もありますし、布ナプキンを使用するという選択肢もありますよね。

とはいえ、ただでさえブルーになりがちな生理時期。対策といっても面倒に感じるときもあるでしょう。そんなときは嗅ぐだけお手軽なアロマセラピーなら、取り入れやすいかもしれません。

たくさんの選択肢の中から、自分が楽しくできることを少しずつ取り入れて、温活を無理なく、楽しく。自分を労わっていきましょうね!

使用上の注意

グレープフルーツは光毒性があります。日中お肌に使用したときはUVケアも合わせて行いましょう。

多量(高濃度)での使用は控えましょう。

参考文献/『〈香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療』塩田清二 NHK出版新書385 2012

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