【アロマレシピ】むくみに、ダイエットに!パチュリーでつくる、ボディケアオイル【マッサージ】
こんにちは。看護師・アロマセラピー講師のたけださなえです。
だいぶ日が長くなってきて、春はもうすぐ……と、思いたいこの頃。まだまだ寒いですが着実に春は近づいているなあ、と感じるようになりました。
そろそろ、春の準備。薄着になる準備をしていきたいところです。
今回は
・食欲を抑えたいとき
・むくみをケアをしたいとき
に役立つ精油「パチュリー」と、「パチュリー」を使ったボディケアオイルのレシピをご紹介いたします。
「生理のリズムによって食欲が抑えられない」「毎回むくみに悩まされる」そんな方にもおすすめですよ。
パチュリーの基礎知識~名脇役でブレンドに大活躍
パチュリーは、心がふわふわ落ち着かない時、しっかり地に足をつけたいときに助けになる精油です。また、むくみのケアや過食に走りすぎてしまうときに使いたい精油でもあります。
ヘアケアやスキンケアにも役立つ精油なので、香りが嫌いでなければ、お休み前のスキンケアやむくみ対策、ダイエットのボディケアオイルとして取り入れてみるのもいいですよ。
インドの高級織物はパチュリーの香りがする?
パチュリーは土の香りとも言われ、名脇役として活躍してくれます。もちろん、主役として使ったり、単品で使ってもよいのですが、少し香りが個性的なので好き嫌いが分かれやすい香りです。
とはいえ、その香りは墨汁の香りづけにも使われており、日本の方でしたら落ち着く香りに感じられる方も多いかもしれません。
また、その昔、インドでは虫よけとして使われていた経緯があり、インド産の高価な織物はパチュリーの香りがしたそうです。これを利用して、インド産ではない織物にパチュリーの香りをつけてインド産と偽って売った商人たちもいた、と書いてある文献もあります。香りが個性的でわかりやすく、しかも長く残りやすい。そんな特徴をもつパチュリーだからこそのエピソードではないでしょうか。
洋服などに香りがつくと残りやすいので、使う場面は少し注意したほうがいいかもしれません。
ブレンドに適した香りで、香水にも多用される
パチュリーの香りは、ブレンドの時に使うと香りの保留剤にもなりますし、ブレンドするときにこの精油を加えるとグッと素敵な香りになったりします。香りをうまくまとめてくれるので、香水として使われることも多い精油です。私自身も香水を作る時は、パチュリーを選ぶことがとても多いです。
香りの持続性をあらわす『ノート』で言えば、パチュリーは香りが重く、長く残る『ベースノート』に分類される精油です。他の精油と混ぜて使うときは、パチュリーは少量にするとバランスが取れやすいですよ。
むくみにさよなら、ボディケアオイルレシピ
■用意するもの
・ホホバオイルなどの植物オイル 30ml
・パチュリー精油 1滴
・フランキンセンス 2滴
・グレープフルーツ精油 3滴
・保存用の遮光ガラス瓶
■作り方
植物オイルを計量し、それぞれの精油を加えよく混ぜます。保存用の容器に移したら完成です。
■使い方
お風呂あがり、寝る前に指先から肩に向けて、足先から足の付け根に向けて、流すようにオイルを塗ってくださいね。膝や肘、手首や足首などの関節をほぐすように塗ると、とても気持ちいいですよ。
お腹につけたいときは、おへその周りを時計回りに円を描くようにつけてくださいね。
ゆっくり呼吸をして、精油の香りを感じながらボディケアを楽しんでくださいね。グレープフルーツには光毒性がありますので、このオイルはお休み前のケアにお使いください。
〈トリートメントの注意事項〉
ブレンドしたオイルは、2~3週間で使い切るようにしてください。また、お肌に刺激を感じたときはすぐに洗い流してください。体調がすぐれない方は、トリートメントはお控えください。持病がある方は主治医にご相談のうえ、ご使用ください。
〈参考文献〉
アロマテラピー図鑑/佐々木薫監修/株式会社主婦の友社/2014
〈注意事項〉
・多量(高濃度)に用いるのは控えましょう。
・妊娠中の使用は極力控えましょう。