女性の味方、ローズの香りでバラ色の毎日を!【更年期のアロマ】
こんにちは。看護師、アロマセラピー講師のたけださなえです。
私たち女性のからだは、35歳ころから女性ホルモンが徐々に低下していきます。少しずつ体の変化を感じるようになって、閉経という流れになります。
この閉経の頃を更年期と呼びますが、さてこの更年期。何年くらいあるのでしょうか?
閉経のときだけ?それとも2、3年くらい?
いえいえ、実はもっと長い期間。閉経の前後合わせて10年くらいを更年期と呼びます。
女性の悩みには「ローズ」の精油を。女性性・幸福度をアップ!
今回は「幸福・女性の悩み・女性性」そんなキーワードにぴったりの精油「ローズ」をご紹介いたします。
ローズの基礎知識
ローズの精油は、抽出方法の違いから二種類に分けることができます。
・水蒸気蒸留法で抽出するローズ・オットー
・有機溶剤法で抽出するローズ・アブソリュート。
同じローズですが、香りも成分も少し異なります。どちらも甘く華やかな香りですが、アブソリュートの方が濃さを感じます。濃いとは言ってもベッタリとした甘さではなく、生花のバラに近い香りです。オットーはそれよりも少し軽やか。ぜひ、香りの個性をお店で嗅ぎ比べてみてくださいね
ローズ、というと美や愛の象徴とされることが多い花。古代より人々に愛されてきた香りです。私たちの生活の中でも、スキンケアや香水としても馴染みが深い精油ですね。心を明るく、肯定的な気持ちにしたいときにサポートしてくれます。トラウマや喪失感などで悩んでいる時にも役立つ精油で、失恋の時に助けになる精油でもあります。
贅沢な1滴を、自分へのご褒美に。
ローズは、女性特有の悩みに対しても、幅広くサポートしてくれます。生理のリズムが乱れがちな人や、PMSで悩んでいる方にもオススメです。
精油は大変高価なのですが、それは精油を抽出するために大量のバラの花を必要とするから。精油1滴に、なんと200個もバラの蕾が必要なことがあります。なんとも贅沢な精油ですね。
使う時は、1滴で様々に活用できます。手元に1本あると、女性にはとても心強い精油です。
精油に限らず、ハーブティーとして売られているドライのローズもとても素敵な香りがします。
まずは気軽にバラの香りを楽しみたい、というときはドライハーブのローズで楽しんでみてはいかがでしょうか。お気に入りのきれいなお皿にローズを好みの量入れるだけ。玄関や、寝室などに置いておくとよい香りが楽しめます。
お部屋に入った瞬間に、複雑で華やかなローズの香りがふんわり香る。ついつい深呼吸したくなってしまいます。私はクローゼットにローズのサシェを吊るしているのですが、
いつも何回も嗅いでしまいます(笑)
ちなみに、サシェは布の袋にハープを入れるだけで完成です。とても簡単ですのでローズを買ったら、ぜひ作ってみてくださいね。
まだまだあります、更年期におすすめの香り
この時期のオススメはカモミール・ローマンやジャスミン、イランイランなど甘く華やかな花の香りの精油です。甘い香りが苦手なかたはベルガモットやゼラニウムなどもいいですよ。クラリセージももちろんオススメ。更年期の方はもちろんのこと、35歳を迎えた大人世代の女性にもオススメです。
更年期を前向きに過ごすために
閉経も、急にピタッと生理が終われば楽なのですが、来たり来なかったり、という“生理がいつくるかわからない時期”を経て閉経となります。
生理がいつくるかわからないと、ずっとおりものシートを使わないといけない。
そうなるとかぶれなどに悩まされる方も増えてきます。
おりものシートはこまめに変えたり、肌の調子によっては布ナプキンを選択するなど、快適に過ごすための工夫をするとよいのではないかと思います。
ヨーロッパでは年齢を増すごとに幸福度は増す、という考えが多いそうです。しかし、日本は年齢を増すごとに幸福度は減る、という考えのほうが多いのだそう。
人生全部の期間を眺めてみれば、更年期を迎える年齢はやっと人生の折り返し地点にきたところ。先はまだまだ長いのです。これから来る楽しい人生のためにも、辛い時期を少しでも快適に過ごしたいですね。
【注意事項】
妊娠中は使用を控えましょう。
参考文献/40歳からの女性のからだと気持ちの不安をなくす本 吉野一枝
株式会社永岡出版 2015
生理不順でナプキンが手放せない方に
紙ナプキンで肌がかぶれがちな方には布ナプキンがおすすめ。一体型はワンタッチで装着できるタイプ。肌面は肌あたりやさしいふわふわコットンネルです。
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