おりものの臭いが気になったことありませんか?
トイレに入った時、お風呂で着替える時など、意外と気になっている女性はいらっしゃいます。
みんなはどうなのか、聞いてみたいけど恥ずかしくて聞きづらい…
今日はちょっと踏み込んで、みんなが気になるニオイについてお伝えします!
INDEX
おりものの臭い【気になるニオイのタイプ】
おりものが臭う気がする…けれど、臭いを口で説明するのって難しいですよね。
女性が気になる臭いのタイプ、どんなものがあるのか集めてみました。
①すっぱいニオイ
おりものの臭いで良く聞くのは、酸味のあるような、すっぱい臭い。例えるとヨーグルトの様に感じる人が多いようです。
他にも、お酢を薄めた様な臭い、チーズの様な臭いなどなど、ツンとするニオイのイメージが浮かびますね。また、甘酸っぱい臭いの様に感じる方もいるようです。
②生乾きのニオイ
洗濯物からする生乾きの様な臭いや、雑巾のような臭いと感じる方もいるそう。だいたいは、すっぱい臭いの中に混ざって感じる方が多いようです。
その他にも、
③生臭い(魚などのニオイや、生ごみのニオイ)
④アンモニア臭
⑤玉ねぎのようなニオイ
⑥鉛筆の芯のようなニオイ
…と、様々な臭いに感じることがあるようです。
どうして臭うの?ニオイ別原因と対策を探ろう!
おりものが臭うのは、病気のせいなのかな…?普通は臭わないのでは…と思っていませんか?
おりものは、正常な場合あまり臭いは気になりませんが、まったくないわけではありません。
特に、生理前・生理後はニオイが強くなることがあります。
①生理前・後に、すっぱいニオイが強くなる
通常はあまり気にならないけど、生理前や生理後にすっぱいニオイを感じる。これは、正常なものです。
そもそもおりものは、膣内を雑菌などから守る役目があります。
膣内は常在菌の助けで弱酸性に保たれています。「乳酸桿菌」という常在菌です。
この乳酸桿菌は、膣内で乳酸を作りだし、雑菌や細菌が内部に侵入しないよう守ってくれています。
この働きを「自浄作用」といいます。
生理前や生理後など、女性ホルモンのバランスに乱れが生じた時や、ストレス、体調不良などで乳酸桿菌が減ることがあります。
この乳酸桿菌が減ってしまった時に、すっぱいニオイを感じることがありますが、強い臭いでなければ、誰しもが感じるものです。
でも気になっちゃう…という方は以下の対策をしてみてください。
【対策】
・ごしごし洗わない
・おりものシートやナプキンをこまめに替える
・リラックス出来る様な時間をつくる
・あまり気にしない!
すっぱいような臭いは、多くの人が特に生理前後に感じることが多く、「毎日気になるような強い臭い」でなければ問題ありません。気にし過ぎが一番良くありません。デリケートゾーンはやさしく洗い、ムレが気になる場合はおりものシートをこまめに替えたり、ショーツも化繊のものは避けてみるのも手です。
また、ストレスを溜め込まない様に、リラックスできる時間をつくりましょう。
②生乾きの様なニオイ
生乾きの洗濯物の様だったり、雑巾のような臭いは、雑菌が繁殖しているからかも知れません。女性のデリケートゾーンは高温多湿です。生理の時の経血、おりもの、汗、尿など何かと水分が多く、タイツやストッキングなどで熱がこもりやすくなっています。
また、上記でも挙げた様にホルモンバランスの乱れやストレスなどで「乳酸桿菌」が減ることで、このような臭いを感じることもあります。
【対策】
・デリケートゾーン専用のせっけんを使う
・おりものシートやナプキンをこまめに替える
・通気性の良い下着をつける
生乾きの洗濯物の様な臭いは、単に不衛生になっているという可能性があります。雑菌が繁殖して、乳酸桿菌が減っている場合があります。
デリーケートゾーン専用のソープは、刺激が少なく肌にやさしい成分のものが多いのでおススメです。ごしごしせず、やさしく洗ってください。
また、デリケートゾーンを締めつける様な服装だと、ムレやすく臭いの原因に。なるべく通気性の良い服装にし、化繊の衣類を避けてみる、こまめにおりものシートやショーツを替えてみるなどしてみましょう。
それでも改善しない場合や、デリケートゾーンにかゆみがあったり、おりものの色が緑っぽかったりなどあれば婦人科・産婦人科を受診してみて下さい。
★おすすめデリケートゾーン専用洗浄剤
アンティームフェミニンウォッシュ弱酸性のデリケートゾーンの水溶脂質バランスを守り、pHを合わせることで刺激を与えないように作られたデリケートゾーン用弱酸性洗浄ソープです。
③生臭い臭い
魚の様な臭い・生ごみの様な臭いなどは「細菌性膣炎」かもしれません。
おりものの色や形状が細菌性膣炎は、乳酸桿菌がなんらかの原因で減少し、膣内のバランスが崩れ雑菌や細菌が繁殖している状態。
主な原因として体力低下など身体の不調が挙げられますが、その他にもデリケートゾーンの洗いすぎなどでもなる場合があります。また、かゆみを感じることもあります。
おりものの色や形状はどんな感じですか?黄色や緑色だったり、「ドロッとしている、ベタベタ感がある、量が多い」という見た目の違いや、臭いがあまりにも強い場合だと、性病に感染していることも考えられます。
【対策】
・無理をしない生活を心がける
・デリケートゾーン専用のせっけんでやさしく洗う
・デリケートゾーンを清潔に保つ
・強い臭い・かゆみがある場合は婦人科・産婦人科を受診する
「細菌性膣炎」は、免疫力低下など身体に疲労が溜まったりして起こることが多いもの。まずは日頃から無理をしない様に身体を休める時間を作ってあげましょう。すっぱい臭い、生乾きの臭い同様、デリケートゾーンを清潔に保つことをお忘れなく。
また、パートナーから雑菌をもらってしまっていることも考えられます。性交時の前後はお互いに清潔にしましょう。
「臭いが強い、カユミが続く」などの他に、「おりものが膿の様、量がいつもより多い」など、見た目にも異常が感じられる場合は、すぐ婦人科・産婦人科を受診しましょう。
④アンモニア臭
アンモニア臭の主な原因のひとつは、尿モレ。加齢による尿モレに悩む女性も多いですが、実は、若い女性にも多いんです。咳やくしゃみをした時、重たい荷物をもっておなかに力が入った時、スポーツ時やお買い物中、冷えた時に突然…など悩みのタネは人それぞれ。
また妊娠中、出産後などに尿モレを気にするようになったという方もいらっしゃいます。
アンモニア臭を感じるのは尿モレだけが原因ではありません。身体から感じることもあります。これは、身体につよい疲労がたまったり体調不良などで腎機能が低下することで起こります。
腎機能が低下すると通常尿として身体の外に出されるアンモニアが、体内に溜まり、汗と一緒に出てしまうのです。
【対策】 尿モレの場合
・下着やライナーなどこまめに替える
・デリケートゾーン用ウェットティッシュなどで清潔に
・デリケートゾーン専用のせっけんを使う
・消臭効果のあるショーツやライナーなどを使う
・疲れを溜め込まない様にする
尿モレの原因は、骨盤のゆるみやその周りの筋力の衰えなどが挙げられますが、臭い対策としては、上記の様な事を心がけてみて下さい。
外出時などはデリケートゾーン専用のウェットティッシュを持ち歩いて、気になる時にサッと拭きましょう。それだけでも随分改善されると思います。
アンモニアの臭いは、おりもの自体から臭ってきているわけではありませんが、おりものの臭いに混ざっているということがありますから、おりものライナーをこまめに替えたり、消臭効果のあるライナーなどを使うのも手です。
★手軽にサッとひとふき
【アンティームハイジーンシート】ムレやニオイが気になったときにサッとひと拭きできる、デリケートゾーン用ウェットシートです。
使用後はそのままトイレに流せるのがポイント!
★軽い尿モレに
【軽失禁パッド】消臭効果の高い生地「ブリーズブロンズ」を使用した布製軽失禁パッドです。
⑤⑥玉ねぎ、鉛筆の芯の様な臭い
苦い様な臭いなどは、スソワキガが原因の場合が多いです。デリケートゾーンからワキガの様な臭いがする場合は、その可能性が考えられます。
脇の下同様、デリケートゾーンにもアポクリン汗腺という汗の腺があり、ワキガの体質がある場合、おなじ様に臭う事があります。
【対策】
・ムレないよう通気性の良い下着や服装にする
・すそわきが専用のせっけんを使ってやさしく洗う
スソワキガの場合、専用のせっけんなどでデリケートゾーンをやさしく洗う事、ムレると臭いが強くなることがあるので、なるべく通気性の良い服装にすることなどが挙げられます。
ワキガ予防で言われる食生活の改善なども、臭いの軽減につながりますので試してみて下さい。
臭いのタイプ別に原因を挙げてみましたが、臭いの感じ方には個人差があるため、これだけが原因とは言いきれない部分もあります。おりものの形状や、ホルモンバランスの乱れ、細菌に感染していたり…と違いがあります。
おりものの異常に早く気付くためにも、日頃からおりものの様子を見ておくというのも大切です。トイレやお風呂に入る時など、ちょっとだけ意識して観察してみましょう。
【臭いがあまりにも強い、かゆみが続く、おりものの色や形状がおかしい】などであれば、早めに病院を受診しましょう。
いつでもデリケートゾーンを清潔に
女性のデリーケートゾーンは、タイツやストッキングなどで常に高温多湿になりやすいもの。
臭いが気になる時は、まず通気性の良い服装にすること、生理用ナプキンやおりものシートなどをこまめに替えること、そしてデリケートゾーンを清潔に保つことが大切です。洗う時は、ごしごしせずやさしく洗ってくださいね。
そしてそのことばかり気にしない様にしましょう。ストレスを溜め込むことが疲労や免疫低下につながり、よけいに臭いが強くなってしまう事もあります。
気になるニオイを防ぐため、ゆったりした気持ちで過ごしましょう!